憲法改正の議論において、最も現実的かつ具体的な論点として挙げられるのが「自衛隊の明記」です。 なぜ、実力組織として既に存在し、国民の9割以上がその存在を認めている自衛隊を、わざわざ憲法に書く必要があるのか。 まずは現在の法的地位から紐解いていきます。 1. 現状の整理:自衛隊は「違憲」なのか? この問題を理解するには、現在の憲法第9条の条文と、政府解釈の「ねじれ」を知る必要があります。 日本国憲法 第九条 1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又 ...