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自衛隊コラム 配偶者・ご家族向け

活模範とは?

先日は、幹部自衛官や上級陸曹(上級海曹、上級空曹)に求められるものをChatGPTに質問し、パーフェクトな内容が1分足らず回答されました。

今回は少し難しいというか、自衛隊や公務員でしかあまり聞きなれない「活模範(かつもはん)」について、ChatGPTに質問してみました。

ねぇ、自衛隊でよく言われる「活模範」ってどういう意味??

以下が、ChatGPTの回答です。


「活模範(かつもはん)」とは、具体的に言うと「実際の行動や姿勢で模範となる人物、またはその行動」を指す言葉です。特に軍隊や組織内での使用が多く、部下や仲間に対して、どのように行動すべきかを実際に示す役割を担う人を指します。

活模範の特徴

  1. 行動で示すリーダーシップ
    活模範となる人物は、言葉だけでなく、実際の行動で周囲に模範を示します。例えば、自衛隊における上級曹自衛官や幹部自衛官は、規律を守り、責任感を持ち、積極的に行動することで、部隊員や部下に対して理想的な行動の手本を示します。
  2. 高い倫理観と規律
    活模範は、自己の行動に責任を持ち、規律や倫理を守ることが重要です。部下は上司や先輩を見て学びますので、模範となる人物は常に高い倫理基準を保ち、行動の一貫性が求められます。
  3. 積極的な態度と努力
    活模範となる人物は、常に前向きで積極的な態度を持ち、困難な状況でも諦めず努力し続ける姿勢が求められます。その姿勢が、部下や仲間にも良い影響を与え、結果としてチーム全体の士気や仕事の質を向上させます。
  4. 指導・育成
    活模範は、部下や後輩を指導し、成長を促すことも重要な役割です。言葉ではなく、実際に自分の行動や取り組みを通じて、何が大切かを示すことで、他の人々の成長を支えます。

自衛隊における活模範

自衛隊では、上級曹自衛官や幹部自衛官が活模範として、部隊の規律や業務を円滑に進めるための指導的な役割を果たします。例えば、隊員の訓練や任務を指導する際に、理論だけでなく実践でその技術や考え方を示し、部隊員に模範を示すことが求められます。

自衛隊と言うワードは一切入れておりませんが、「活模範」というワードに対して自衛隊における活模範という回答もありました。それぐらい自衛隊の組織内では浸透しているのかもしれません。少なくても私が現職の頃は聞いた覚えはありません。

筆者が考える「活模範」とは?

ChatGPTが回答しているように一般的な用語というよりかは、軍事的な用語に近いのでしょう。

私が考える活模範とはそれこそ直近の先輩や上司、はたまた両親であると思います。

ただの模範と言うのであれば、陸上幕僚長と言えば陸自隊員の場合は誰も文句いえないと思います。なぜなら、陸自隊員であれば最上級の自衛隊員であり、それに対して批判を言うのは恐れ多いはず。

身近な話で例えるなら野球選手の中で尊敬する人、模範にしたい人を少年少女に聞いたらほぼほぼ「大谷翔平」選手と答えるでしょう。これは間違いないですが、先ほどの陸上幕僚長と同じく模範や憧れの存在であったとしても、「活模範」ではないと考えます。

活模範=活きた模範=目の当たりにできる姿勢、考え、行動等

幼少期の頃の活模範は両親や学校の先輩であり、社会人であれば同僚・上司となります。

自衛官で言えば、同期や先輩、上司、さらには後輩ですらも「活模範」になり得ると思います。

ポイント

筆者が考える「活模範」とは、

対象となる人の身近な存在であり、思想や行動に対して良い影響を及ぼす活きた存在であると考えます。

これは連合艦隊司令長官であった山本五十六氏の名言と通ずるものがあると思います。

つまり、後輩や部下を指導する上で「活模範」となるには、口先ばかりの指導ではなく、自らが理想とすべき行動や任務を遂行し、それを後輩の目にしっかりと焼き付ける。その後、理由や理屈を教え込み、今度は本人にやらせてみせる。ここで試行錯誤を繰り返し、立派に成長したら褒めてあげる。武道でいう「免許皆伝」とでも言うのでしょうか。

終わりに

今回は難しい内容でしたが、

難しいことは考えず「先輩として常に見られている、後輩のお手本となるということ」を意識し、当たり前のことを淡々とやっていけば、

それが「活模範」となると思います。いやぁ、相変わらず自衛隊用語は難しい・・・。

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