■急増する「0110」末尾の電話番号とは?
「0110」という番号の末尾は、警察相談専用電話番号(#9110)や「110番」を意識させて、受け手に「公的機関」からの電話であると誤認させる目的で、詐欺グループが使う手法のひとつです。
末尾「0110」の電話番号を国内で取得することは非常に困難なので、海外経由つまり「+」から始まる末尾「0110」番号の場合は、ほぼほぼ詐欺電話と思ってもらって間違いないでしょう!!
主な手口の例:
- 「〇〇警察です」「金融庁です」などと名乗り、口座情報やキャッシュカードを確認しようとする。
- 「詐欺グループを捜査中です」と称して、「あなたの口座が悪用されている」などと不安を煽る。
- 被害者に対し、現金やキャッシュカードを「安全な場所に保管する」などの名目で騙し取る。
このように、末尾「0110」などのあたかも警察機関と関係があるような番号を偽装することで、信用させようとするのです。
中には実在する警察官の名前や警察手帳(偽物)を提示して信用させようとしてきますが、おかしいと思ったらすぐに電話を切り、「#9110」に電話をして相談しましょう。
■対策方法(家庭・個人向け)
1. 知らない番号には出ない
- 不審な電話番号からの着信には基本的に応じず、留守番電話や録音機能を活用する。
- 特に「0110」など、公的機関風の番号でも正規の番号ではないことが多いので注意。
※気になる場合でもすぐには出ず、後から番号検索する。
2. 電話の録音機能を使う
- 詐欺電話を抑止する効果があります。犯人は録音されていると分かると切ることが多いです。
3. ナンバーディスプレイを利用
- 番号を確認してから応答できるので、不審な番号を避けることができます。
4. 着信拒否設定の活用
- スマホや固定電話で「特定の番号」や「非通知」をブロックする設定が可能です。
5. 家族間での共有と注意喚起
- 特に高齢の家族には、「警察や金融機関が電話でカードや現金を要求することはない」と周知する。
■万一詐欺に遭いそうになったら?
- 絶対に口座番号・暗証番号を教えない
- カードや現金を渡さない
- 「不安を感じたらすぐ相談」:近くの警察署または警察相談専用電話 #9110 に通報
ワイドショー等でもよく注意喚起がなされている「詐欺電話」ですが、いざとなるとどんな人でも動揺して「ひっかかる」ことがあるかもしれませんが、お金のやり取りとかを電話で行うのは社会通念上、ほぼ「ありえません」。動揺した場合でも落ち着いて、一旦電話を切り。まずは「#9110」に相談しましょう。お金は大事です。簡単に振込をしてはいけませんよ。