2025.12.8 青森県で震度6強
これからの過ごし方と防災ガイド
2011年にあった東日本大震災の教訓をもとに気を付けたいポイントを書きました
まずは身の安全の確保を
- 余震への備え:今後1週間程度は同程度の余震に注意が必要です。高い家具のそばで寝ないようにしましょう。
- 就寝時の服装:すぐに動ける服装で休みましょう。枕元には「靴(または底の厚いスリッパ)」「懐中電灯」「スマートフォン」を置いてください。
- 出口の確保:ドアや窓が歪んで開かなくなることがあります。少し開けてストッパーを挟むなど、避難経路を確保しましょう。
寒さから身を守る(12月の青森)
- 体温の維持:停電時は暖房が止まる可能性があります。重ね着(特に首、手首、足首を温める)をし、新聞紙を服の間に入れたり、アルミブランケットを活用しましょう。
- 車中避難の注意:雪が降っている場合、マフラーが埋まると一酸化炭素中毒の危険があります。エンジンをかける場合は、定期的に除雪し、換気を行ってください。
- 低体温症予防:高齢者や乳幼児は体温調整が難しいため、特に温かくしてあげてください。
火の元・家屋の確認
- 通電火災の防止:停電した場合、復旧時の火災を防ぐため、避難する際は必ずブレーカーを落としてください。
- ストーブの取り扱い:余震でストーブが倒れると危険です。使用中は決して目を離さず、寝る時は必ず消しましょう。
- 家屋の点検:外壁や屋根に被害がある場合、余震で落下・倒壊の恐れがあります。無理に近づかず、ブルーシート等は安全が確認できてから設置しましょう。
水とトイレ(3.11の教訓)
- トイレはすぐ流さない:配管が破損している可能性があります。まずは水を流さず、便器にゴミ袋を二重に被せ、新聞紙や凝固剤を使って用を足す準備をしましょう。
- 水の確保:断水していない場合でも、今のうちに浴槽やバケツ、空きペットボトルに水を溜めておきましょう(生活用水用)。
- ガソリンの給油:ガソリンスタンドが混雑する可能性があります。半分を切っていたら、慌てず早めに給油しておくと安心です。
健康とエコノミークラス症候群
- 水分の摂取:トイレを我慢するために水分を控えるのは危険です。血栓ができやすくなるため、こまめに少しずつ水分を摂りましょう。
- 足の運動:車中泊や狭い避難所では、数時間に一度は足首を回したり、ふくらはぎを揉んだりして血流を良くしましょう。
- 感染症対策:断水時でも、ウエットティッシュやアルコール消毒を活用し、可能な限り手を清潔に保ちましょう。
正確な情報と助け合い
- SNSのデマに注意:不安を煽る情報が拡散されることがあります。必ず自治体やNHKなどの公式情報を確認してください。
- 声をかけ合う:「大丈夫?」の一言が安心感に繋がります。特に一人暮らしの高齢者の方へは、近隣で声をかけ合いましょう。
- 子供のケア:お子様も不安を感じています。できるだけスキンシップを取り、「一緒にいるから大丈夫だよ」と伝えてあげてください。
💡 バッテリー節約術:
スマホは貴重な情報源です。画面を暗くする、低電力モードにする、Wi-FiやBluetoothを使わない時はOFFにするなどして、電池を長持ちさせましょう。
スマホは貴重な情報源です。画面を暗くする、低電力モードにする、Wi-FiやBluetoothを使わない時はOFFにするなどして、電池を長持ちさせましょう。

