自衛官が取るべき、取っておいた方が有利という資格を調べて記事にしております。
まず、単刀直入に資格はないより、ある方が絶対に良いです!!
まぁ、無いよりはあった方がいいのは書かなくても誰でも分かると思いますw
じゃあ、具体的にどんな資格を取るべき!?
自衛官が取るべき資格
日本には国家資格をはじめ、沢山の資格がありますが自衛官にとって取るべき資格は技術幹部や技術曹の募集要項にある下記の通りです。
陸上自衛隊

海上自衛隊

航空自衛隊

まず、これらの資格を有していた場合、通常の自衛官採用試験ではなく、技術曹として採用試験を受ければ募集要項に記載された通りの階級で採用されますし、職種ガチャを経由することなく、その資格を生かした環境で勤務することが出来ます。
ざっと見て、「1級建築士やCISSPとかあれば自衛隊になんか就職しねーよw」って感じる方もいるかもしれませんが、「基本情報技術者」等であれば、今はCTB方式でいつでも受験できますし、高校生でも合格者が沢山いる資格です。IT系が好きなら悪くないと思います。
上記の他にもキャリア幹部といって、採用されたら即幹部に任官という道もありますが、これに関しては大卒資格が必要であったりと、ハードルがやや高くなるので割愛します。(基本的に取るべき資格に大差はありません。)
現役にも、もちろん恩恵はあります
まずは、新規に入隊を希望する方向けに、技術曹の資格一覧を提示しましたが、募集をするということは需要があること。
つまり、現役自衛官の方が上記の資格を取得した場合、「昇給・手当・職転(配置換え)」等の恩恵を受けることが出来ます。
現在は現役でないので資料を閲覧することができませんし、最新の内容ではないかも知れませんが上記にある資格を保有していると特例昇任や優遇昇任で、いわゆる一選抜の速さで昇任することが出来ます。
また資格を有することで職域手当(一番もらうのはパイロットですが、それ以外の資格でも色々もらえます。)や配置換え等により給料が大幅にアップする可能性があります。(難関資格保有者は中央、具体的には市ヶ谷や首都圏に呼ばれます。)

最近では、サイバー防衛隊に勤務する自衛官はそれだけで16%の手当がつきます。
元陸上自衛官であり、現在は参議院議員の佐藤正久氏のX(twitter)を転載します。
【自衛官実員廃止を活用し、自衛官手当の改善(念願の乗艦手当て増やレンジャー・狙撃者手当新設等)】
— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) December 22, 2023
◎護衛艦・潜水艦
◎レーダーサイト
◎自衛隊サイバー防衛隊
◎水陸機動団
◎レンジャー
◎狙撃手
◎基地警備よ夜間勤務
◎馬毛島勤務
◎自衛隊サイバー防衛隊#自衛官手当 pic.twitter.com/qXHgQyZiRS
入隊後に取れる資格も多数
これまでは入隊前からのキャリアアップ、入隊後の昇給や昇任等にフォーカスをあててきましたが、自衛隊は指定された職に応じた資格を取ることが出来ます。(=取らされます。)
例えば、高卒18歳で資格等が一切ないA隊員が駐屯地や基地の消防の職に従事するとします。
消防の職を全うするには消防車を運転できる必要があります。
「え、ボク、運転できません。運転免許が必要ですよね?」
「 うん、そうだね。 じゃあ、取りに行ってきてね」
という、流れで普通自動車免許はおろか大型自動車免許まで勤務しながらにして取得できます。他にもいくつも仕事で必要な資格を給料をもらいながら取得することが出来ます。ただ、仕事で必要な資格で、半強制的に取得する資格には優遇はあまり多くありません。あるとすれば一部の専門職(パイロット、管制官、レントゲン技師等)の手当や優遇昇任等だと思われます。
まとめ
とりあえず、資格はあるにことしたことはないです。
定年が近い人も資格等、手に職をつけた方が再就職に有利ですよ。
最近では、リスキリングという言葉も流行っています。
人生100年時代、自衛隊で国防に従事した後も、第二の人生を頑張ってください!!
- 資格があれば採用時、入隊後でも昇給、昇任に有利になる。
- 職域や勤務地を選べることもある。
- 資格によっては給料が非常に上昇する。
- 転職や再就職にも有利