自衛官採用試験【数学】
社会人のための「実戦テクニック」&「スキマ時間」完全攻略⏳ 社会人の武器:スキマ時間「超」活用術
机に向かえる時間は「計算」に使い、それ以外は「思考」に使います。道具と場所でタスクを完全に分けてください。
通勤・移動中(片手だけ使える)
【エア数学】立式トレーニング
問題集を開き、計算は一切せず「どの公式を使うか」だけを即答するノック練習。
例:「これはPじゃなくてCを使う」「これは余弦定理」→正解を見て合ってたら次へ。
※1問10秒で回せるため、20分で50問以上の演習が可能。
徒歩・運転中(手も目も使えない)
【脳内再生】ナンバープレート因数分解
目に入った4桁の数字(車のナンバー等)を四則演算して「10」を作る、あるいは素因数分解する。
効果:数字に対する拒否反応を消し、計算の瞬発力を維持する。
昼休憩・待ち時間(5分だけ座れる)
【タイムアタック】計算ドリル
スマホの「100マス計算アプリ」や「計算ドリル」を1セットだけやる。
重要:ここでは思考力の必要な応用問題はやらない。単純作業で脳の回転数を上げておく。
01. 二次関数:頂点求めて「即グラフ」
計算用紙に綺麗なグラフを描く必要はありません。「頂点の位置」と「凸の向き」だけ合っていれば正解できます。
絶対手順:平方完成の簡略化
例:y = x2 - 6x + 5
- xの係数「-6」を見る。
- その「半分」にする → 「-3」(これが頂点のx座標!)
- カッコでくくる → (x - 3)2
- 「半分の2乗(9)」を引いて、後ろの数字(+5)を足す。
- -9 + 5 = -4(これが頂点のy座標!)
- 完成:y = (x - 3)2 - 4 → 頂点 (3, -4)
02. 三角比:迷ったら「余弦定理」
自衛官試験では「正弦定理」より「余弦定理」の使用頻度が圧倒的に高いです。
公式の使い分けフローチャート
- 角度が2つわかっている → 正弦(サイン)定理
- 外接円の半径 R という言葉がある → 正弦(サイン)定理
- 3辺の長さがわかっている → 余弦(コサイン)定理
- 2辺とその間の角がわかっている → 余弦(コサイン)定理 ★最頻出!
⚠ 注意:cos120° = -1/2 です。マイナス忘れに注意!
03. 確率:サイコロは「書けば勝てる」
社会人は複雑な計算式を組むより、泥臭く書き出す方が確実で早いです。
最強の裏技:6×6マス戦法
「サイコロを2個投げて〜」という問題が出たら、計算しないでください。余白に表を書いて塗りつぶします。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
| 1 | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ |
| 2 | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ |
| … | (該当箇所を塗って数えるだけ!) | |||||
答えの分母は必ず36。分子を数えるだけで終了です。
🔥 試験直前 1分間チェックリスト
試験開始の合図があったら、まず問題用紙の隅にこれを書いてください。
| 有名角 |
sin30°=1/2, sin45°=1/√2, sin60°=√3/2 cosは逆順。tanはsin/cos。 |
| 解の公式 | x = (-b ± √(b2 - 4ac)) / 2a (因数分解できない時は即これ!) |
| 扇形 | 弧の長さ = 2πr × (角度/360) 面積 = πr2 × (角度/360) |