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実際はどうなの?自衛官の給与事情

自衛官の給与は地域手当や職域手当で差異はありますが、基本給は階級及び号俸で決められており、陸海空や勤務地等が変わってもそこが変わることはありません。従って、都市部や大企業等と比較すると見劣りする部分はありますが、地方や中小企業と比べてるとかなりの高給取りとみることもできます。確かに自衛官では大金持ちになることは難しいですが、超安定した生活を送ることは可能です。

今回の記事は自衛官に生涯賃金モデルと民間企業との比較を記事にしました。また、特殊ケース幹部ではなく、母数として一番多い曹をモデルとして作成しております。幹部自衛官になれば一層収入が充実します。


1. 自衛官の年収・生涯賃金モデル

自衛官の給与は「俸給(基本給)」+「地域手当」+「各種手当」で構成されます。以下は、順調に昇任した場合のリアルなモデルケースです。

年齢・階級モデル年収(税込)詳細内訳・生活イメージ
18〜20歳
(2士〜士長)
350万〜420万円【民間より高い】
・基本給だけで月20万超。
・ボーナス年約90〜100万円。
営内居住なら家賃・食費0円のため、可処分所得は年収500万の会社員に匹敵
30歳前後
(3曹〜2曹)
500万〜600万円【地方では富裕層クラス】
・曹に昇任し、給与カーブが安定。
結婚して営外居住になっても、家賃手当(最大2.8万円)が出る。
地域手当が高い地域(東京・朝霞など)だとさらに+10〜20%増。
40歳前後
(2曹〜曹長)
600万〜700万円【課長級の待遇】
・扶養手当などもフルにつき、生活は非常に安定。
・地方の民間企業でこの額を稼ぐのは、工場長や部長クラスでないと難しい。
50歳・定年時
(曹長〜准尉)
700万〜850万円【最後の稼ぎ時】
・基本給がMAX付近(40万円〜)に到達。
退職金+若年定年給付金で約2,500万〜3,000万円が一括支給されるのが最大の特徴。

※幹部自衛官(防大卒・一般幹部)の場合、30代で600万〜700万、40代(2佐〜1佐クラス)で800万〜1000万円を超えてきます。

2. 【地域別】民間企業の平均年収 vs 自衛官

ここが最も重要なポイントです。民間企業の給料は地域によって激しく格差がありますが、自衛官の基本給は「全国一律」です。

(※自衛官も地域手当で多少の変動はありますが、民間の下落幅ほどではありません)

以下は、厚生労働省の統計などを基にした「都道府県別の民間平均年収」と自衛官の比較です。

地域民間平均年収自衛官との比較(30代・2曹クラス想定)詳細
東京都約600〜650万円【互角〜やや民間優勢】
東京の自衛官(市ヶ谷・練馬等)は地域手当が約20%つくため年収600万弱になるが、大手企業のエリートには負ける。
大手企業:×大手には劣ります
中小企業:△ 同等賃金
大阪・愛知約500〜550万円【互角】
大都市圏でも自衛官の給与は平均以上をキープできる。生活レベルは大手企業と同等レベル。
大手企業:×大手には劣ります
中小企業:△ 同等賃金
北海道約400〜450万円【自衛官の圧勝】
北海道の民間賃金は低めだが、自衛官は全国基準の給与をもらえる。
千歳や真駒内、旭川などで勤務すれば、地元の平均より100万〜150万円高い生活が可能。
大手企業:△ 同等賃金
中小企業:〇自衛官が勝ります
東北・九州
(青森・熊本等)
約350〜400万円【自衛官の圧倒的勝利】
地方の小都市や農村部では、年収500万超えの仕事自体が少ない。
自衛官というだけで「地域の高給取り」扱いされ、住宅ローン審査なども最強。
大手企業:〇自衛官が勝ります
中小企業:◎自衛官が勝ります
全国平均約460万円自衛官平均(約550万〜)が上回る〇自衛官が勝ります

3. この比較から見える「自衛隊の本当のメリット」

表を見るとわかる通り、自衛官の経済的メリットが最大化するのは「地方勤務」の時です。

  • 「物価が安い地域」で「東京基準に近い給料」をもらえる。
    • 例えば、北海道(函館や千歳など)や九州で勤務する場合、家賃相場は東京の半分以下ですが、給料は東京勤務と比べて1〜2割減程度で済みます(基本給が変わらないため)。
    • 結果として、地方勤務の自衛官は、広くて良い家に住み、良い車に乗れる確率が非常に高くなります。
  • 民間の地域格差は残酷
    • 民間の地方採用だと、30代でも手取り20万円を切ることが珍しくありません。
    • 自衛官なら、どこの田舎に行っても基本給のベースは保証されています。

地元中心(地方)に生活していくのであれば、自衛官はかなり魅力的です。そして何より、女性も男性と同じ給与体系です!!

りっちゃん
りっちゃん

結論

  • 東京都市部で「一発当てたい」「年収1000万超えたい」なら: 民間の外資系や大手ITを目指すべきです。
  • 地方(北海道など)で「安定して豊かな暮らし」をしたいなら: 自衛官は有力な選択肢の一つです。周りの民間企業と比較して、頭一つ抜けた収入を得られます。
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